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インプラント治療を検討中の方は、「治療後の生活がどのように変わるか」を事前に知っておきたいのではないでしょうか。

インプラント治療を行うことで、噛む力が回復し、自然な見た目が手に入ることで、生活の質の向上が期待できます。

けれども、治療後すぐに、噛む力が回復するわけではなく、少しずつ噛めるようになります。

インプラント治療では入れ歯やブリッジ治療とは異なり、外科手術を伴うため、治療後の過ごし方には注意が必要です。

ここでは、術後すぐから日常生活に戻るまでの具体的な過ごし方についてお話しします。

インプラント治療後は段階的に噛めるようになる

インプラント治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込む外科的処置を行います。

人工歯根が骨と結合(=オッセオインテグレーション)することで、しっかりとした噛み心地が再現され、食事や会話を楽しむことができます。

入れ歯が合わずに食べられるものが限られていた方は、食べられるものが増えて食事の楽しみが増えるでしょう。

また、見た目や発音などが気にならなくなり、活動の幅が広がるという方もいらっしゃいます。

ただし、いきなり「なんでも噛める」「違和感なく話せる」といったわけではなく、段階的にできることが増えていきます。

なぜなら、人工歯根と骨がしっかりと結合するまでには、数ヶ月といった時間が必要だからです。

骨と人工歯根がしっかり結合するまでは、「無理をしない」「負担の少ない」生活を送ることが重要なのです。

術後すぐ(当日〜数日)は安静に過ごしましょう

インプラント手術そのものは、数時間で終わり、入院の必要がない方が大半です。

ご自宅に戻ったあとは、次のことに気を付けて過ごしましょう。

食事は麻酔が切れてから始めましょう

インプラント手術中は、麻酔を使用します。

麻酔が完全に切れるまでは、食事は控えましょう。

麻酔によって感覚が戻らない状態で食事をすると、舌や唇、頬を噛んだり、温度がわからずにやけどしたりするなど、思わぬケガの原因になることがあります。

麻酔が切れたら、

といった「やわらかいもの」から、食べ始めましょう。

かたいものを噛むと、患部に負担がかかる恐れがあります。

また、アルコールや熱いもの、香辛料などを口にするのも控えましょう。

術後しばらくは、患部に過度な負担をかけないことが大切です。

休養と安静を心がけましょう

インプラント治療後は、外科処置で歯ぐきを開くため、患部はデリケートな状態です。

激しい運動や長時間の労働などは避けて、ゆっくりと身体を休めるようにしましょう。

また、手術直後の入浴も血流を急激に良くするため注意が必要です。

術後2〜3日程度はシャワーのみにし、湯船につかるのは症状が落ち着いてからにしましょう。

患部を刺激しないようにしましょう

患部に刺激を与えると、傷口の回復が遅れる可能性があります。

舌で押したり、指で触ったりするのはやめましょう。

また、ブクブクと力強くうがいをするのも、患部に刺激を与えることになります。

処方された薬は指示通りに服用しましょう

インプラント手術後には、痛み止めや抗生物質などのお薬が処方されることがあります。

これらのお薬は、術後の痛みや腫れを抑えたり、感染症を防いだりするといった役割があります。

「痛みがないから」「腫れていないから」と自己判断で服用を中止してしまうと、後から症状が悪化する可能性もあるため、症状の有無にかかわらず、歯科医師の指示どおり、決められた量・回数を守って服用することが大切です。

手術前後は禁煙しましょう

喫煙はインプラント治療において大きなリスク要因の一つとされています。

タバコに含まれる成分は血管を収縮させ、傷口への血流を悪くするため、治癒を遅らせたり、感染やインプラントが骨と結合しにくくなったりする原因になることがあります。

特に、手術前後の喫煙は、インプラント手術後の経過に大きく影響するため、術前から術後にかけては禁煙し、その後も本数を減らすのがおすすめです。

日常生活への復帰は段階的に

術後1週間程度が経過すると、痛みや腫れはだんだんとおさまります。

とはいえ、無理は禁物です。

傷口の回復にかかる時間は個人差があるため、体調を見ながら少しずつ日常生活に戻るようにしましょう。

少しずつ通常の食事に戻しましょう

インプラント手術後の食事は、やわらかいものから始め、無理をせず段階的に通常の食事へ戻していくことが大切です。

術後しばらくは、治療した場所以外で噛むように意識すると、インプラントや周囲組織への負担を軽減できます。

痛みや違和感が落ち着いてきたら、少しずつ噛む回数や食材の硬さを調整していきましょう。

なお、硬いものや粘着性のあるものには、注意が必要です。

氷やナッツ、強い食感の食品は、インプラント周囲組織に過度な力がかかる原因となるため、控えるようにしましょう。

運動や入浴は様子をみながら再開しましょう

激しい運動を行うと血行が促進され、腫れや出血のリスクが高まる可能性があります。

散歩や買い物などの軽い日常活動は、術後翌日から可能な場合が多いですが、激しい運動や重い荷物を持つ作業、長時間の入浴は、術後しばらくは避けるのが一般的です。

歯磨きやお口のケアは丁寧に行いましょう

術後しばらくは、手術部位を直接刺激しないよう注意しながら、周囲の歯をやわらかい毛の歯ブラシでやさしく磨きましょう。

インプラント自体は虫歯にはなりませんが、清掃が不十分だとインプラント周囲の組織が炎症する「インプラント周囲炎」を引き起こすリスクがあります。

歯磨きに加え、歯科医師や歯科衛生士の指導のもと、デンタルフロスや歯間ブラシを使った清掃を継続することが大切です。

日々の丁寧なケアが、インプラントを長持ちさせるポイントになります。

定期検診には欠かさず行きましょう

インプラントを長期的に安定して使うためには、定期検診と歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングが必要です。

定期的にチェックを受けることで、インプラント周囲の炎症やかみ合わせの変化、清掃状態の問題などを早期に発見できます。

自覚症状がなくてもトラブルが進行している場合もあるため、「問題がなさそうだから行かない」のではなく、予防のために継続して受診することが、インプラントの寿命を延ばすことにつながります。

全身の健康維持に努めましょう

インプラント治療後の経過は、お口の中だけでなく全身の健康状態とも深く関係しています。

特に、糖尿病などの全身疾患がある方は、血糖コントロールが不十分だと感染リスクが高まり、治癒が遅れる可能性があります。

また、睡眠不足や過度なストレス、栄養バランスの偏りも、回復に影響を及ぼすことがあります。

持病がある方はかかりつけ医と連携しながら、生活習慣を整え、全身の健康管理を意識することが、インプラントを良好な状態で保つために大切です。

インプラント治療後の過ごし方に関することは当院にご相談ください

インプラント治療後は、

といったことを心がけることが大切です。

適切なケアを続け、生活習慣を改善することで、インプラントを長期にわたって使い続けられる可能性があります。

メンテナンスやお口のケアは特別難しいものではありません。

当院では、治療後のメンテナンスやお口のケアについてもしっかりとサポートします。

不安な点があれば、お気軽にご相談ください。


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