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「寝ている間に歯ぎしりをしているといわれた」「無意識のうちに歯を食いしばっていた」といった経験はありませんか?

歯ぎしりや食いしばりは、多くの方に見られる「習慣」ですが、歯や顎だけでなく、歯ぐきや骨などの歯周組織にも大きな影響を与える恐れがあるのです。

特に、歯周病にかかっている方にとっては、歯ぎしりや食いしばりによって歯周病が悪化するリスクが高まります。

ここでは、歯ぎしりや食いしばりが歯周組織に負担をかける理由と歯ぎしりや食いしばりの症状を抑えるためにできることについてお話しします。

歯ぎしりや食いしばりを続けていると歯周病が悪化する恐れがある

歯ぎしりや食いしばりの際にかかる力は、非常に強く、通常の数倍にも達するといわれています。

特に、睡眠中の歯ぎしりは、意識的に制御できないため、知らないうちに歯や顎に強い負担をかけてしまっている可能性があるのです。

その結果、次のようなトラブルにつながる恐れがあります。

歯ぐきの炎症が悪化しやすくなる

歯ぎしりの圧力によって歯ぐきの毛細血管が損傷し、炎症を悪化させることがあります。

これにより、歯周病が悪化してしまう恐れがあります。

骨が吸収しやすくなる

歯に過剰な力が加わると、歯を支えている骨が吸収されてしまうことがあります。

その結果、歯を支える骨が減って、歯がぐらつきやすくなります。

かみ合わせのバランスが崩れる

特定の部分に力がかかることで、かみ合わせのバランスが乱れます。

バランスが乱れることで、さらに歯周組織への負担が増えてしまいます。

歯周病が悪化するとどうなる?

歯ぎしりや食いしばりによって歯周病が悪化して骨の吸収が進むと、歯を支えられなくなるため、歯が脱落します。

歯は一度失うと、二度と元には戻りません。

また、歯周病は感染症ですので、お口全体に広がる可能性もあります。

いつまでも食事や会話を楽しむためには、ご自身の歯を1本でも多く残すことが大切です。

さらに、歯周病菌が全身に回ることで、

などの全身の疾患を引き起こす恐れがあることもわかっています。

また、糖尿病と歯周病は、お互いに悪影響を与え合う関係性です。

ほかにも、妊娠中の女性が歯周病にかかると、重症化すると、早産や低出生体重児の出産の原因になる可能性もあります。

歯周病を悪化させないためにも、歯ぎしりや食いしばりの症状は早めに改善することが大切です。

歯ぎしりや食いしばりとは?

歯ぎしりや食いしばりは、専門的には「ブラキシズム」と呼ばれるもので、大きく分けると、次の3つのタイプがあります。

グラインディング

グラインディングは、寝ているときなどに、上下の歯をギリギリとこすり合わせるタイプの歯ぎしりです。

強い摩擦によって歯の表面(エナメル質)が削れやすく、放置すると歯がしみる知覚過敏の症状がでたり、歯が平らになったりすることがあります。

ご本人は眠っているため自覚しにくく、ご家族に指摘されて気付くことが多い歯ぎしりです。

クレンチング

クレンチングは、上下の歯を強くかみしめるタイプで、音が出ないため気付きにくいのが特徴です。

日中の緊張時、仕事に集中しているとき、運転中、スポーツ時などに無意識に行われていることがあります。

持続的に強い力が加わることで、歯の根に負担がかかり、歯周病の進行、歯の根の破折、顎関節症の原因になるだけでなく、肩こり・頭痛など全身の不調につながることもあります。

タッピング

タッピングは、上下の歯をカチカチと小刻みにかみ合わせるタイプの歯ぎしりです。

頻度は比較的少ないものの、顎関節に振動が伝わるため、顎の違和感や筋肉の疲労感が生じることがあります。

ストレスや緊張が高いときにみられることが多いとされています。

歯ぎしりや食いしばりをしているかセルフチェックしてみましょう

歯ぎしりや食いしばりは、多くの場合無意識のうちに行っているため、自分では気付きにくいのが特徴です。

次のような症状がある方は、歯ぎしりや食いしばりをしているサインかもしれません。

これらの症状が当てはまる場合、歯ぎしりや食いしばりを行っている可能性があるため、できるだけ早く歯科を受診しましょう。

歯ぎしりや食いしばりの症状を緩和するための方法

歯ぎしりや食いしばりの原因は、特定されていません。

緊張、睡眠の質の低下、噛み合わせのズレなどが原因と考えられていますが、仕事や人間関係による精神的なストレスが原因で、無意識に力を入れてしまう方も多いようです。

また、長時間のスマートフォン使用やパソコン作業など、集中しやすい環境下でも食いしばりが起きやすいといわれています。

歯ぎしりや食いしばりを「なくす」ことは難しいですが、その力を分散させたり、歯や歯周組織への影響を軽減することは可能です。

ここでは、歯科で行う治療法と、ご自身でできるセルフケアを紹介します。

ナイトガード(マウスピース)の使用

ナイトガードは、歯列全体を覆う透明なマウスピースで、歯ぎしりや食いしばりの力を分散させ、歯・歯周組織・顎関節を守る役割があります。

特に、歯周病治療中の方は、ナイトガードを装着することで骨や歯ぐきへの負担を軽減し、炎症の進行を抑えることが期待できます。

かみ合わせの調整

歯の高さや位置のわずかなズレが、歯ぎしりや食いしばりの原因となっている場合は、かみ合わせを調整することで、症状が改善することがあります。

歯並びが原因でかみ合わせがズレている場合は、矯正治療をご提案します。

被せ物や詰め物の形が合っていないことも原因となる可能性があるため、定期的なチェックが必要です。

生活習慣を見直す

過度な緊張をやわらげるために、睡眠の質を高める・深呼吸やストレッチを取り入れる・就寝前のリラックスタイムを確保するなど、生活習慣の見直しも効果的です。

歯周組織を健康な状態に保つために大切なこと

歯ぎしりや食いしばりへの対策と合わせて、歯周病治療や定期的なメンテナンスを行うことで、歯周組織を健康に保ちましょう。

歯周組織を健康な状態に保つためには、

が必要不可欠です。

定期検診では、

を行います。

セルフケアの基本は、毎日の歯磨きです。

歯科医院でのアドバイスを参考にして、毎日丁寧に歯を磨きましょう。

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことで、より効果的に汚れを除去することができます。

歯周病治療中の歯ぎしりや食いしばりが気になる方は「ケイ歯科クリニック」にご相談ください

歯ぎしりや食いしばりをそのままにしておくと、歯周病治療を行っても再発・悪化する可能性があります。

当院では、歯ぎしりや食いしばりの原因に応じた治療をご提案します。

「歯が浮いたような感じがする」「朝起きるとあごが疲れている」といったサインを感じたら、お早めにご相談ください。

西宮市の「ケイ歯科クリニック」は、中津浜線沿いにある歯科医院です。

お車でお越しの方用の専用駐車場をご用意しています。

電車でご来院の方は、阪急電車今津線「甲東園」駅のご利用が便利です。


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