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「歯周病は糖尿病の第6の合併症」という話を聞いたことがありますか?

日本では、糖尿病も歯周病も、どちらも「国民病」とされてます。

2016年(平成28年)の厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病有病者は約 1,000 万人で、糖尿病予備群も約1,000 万人と推計されています。

合わせると、約2,000万人で、国民の6人に1人が糖尿病にかかっている可能性があるのです。

参考:J-STAGE 日本糖尿病教育・看護学会誌/23巻 (2019) 1号「糖尿病患者の歯周病に関する知識と口腔内衛生習慣の関連」より
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaden/23/1/23_108/_pdf

一方、2022年(令和4年)の「歯科疾患実態調査」によると、15歳以上の47.9%が4mm以上の歯周ポケットを有している、つまり歯周病の症状があることがわかっています。

参考:厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要」p22表18より
https://www.mhlw.go.jp/content/10804000/001112405.pdf

さらに、この2つの病気には関連があり、糖尿病の方は歯周病になりやすく、歯周病になると血糖値のコントロールが難しくなるといったように、お互いに悪い影響を与え合う関係性です。

ここでは、糖尿病と歯周病の関係についてお話しします。

歯周病は糖尿病の第6の合併症とされる理由

ある調査によると、糖尿病でない人とくらべて、糖尿病の方は、歯周病にかかる割合が2.6倍高いことが明らかになっています。

このような調査をもとに、糖尿病は歯周病の第6の合併症といわれるようになりました。

糖尿病とは、血糖値を下げる役割を担っているインスリンが十分に働かないことで、血液中を流れる糖が増えて、血糖値が高くなってしまう病気です。

血糖値の高い状態が続くと、血液がドロドロとした状態になり、血管の中で血の塊ができて、血管がつまってしまいます。

その結果、さまざまな臓器で合併症が起こるのですが、お口の中では、次のような変化が起こり、歯周病にかかりやすくなります。

口の中が乾燥する

高血糖の状態が続くと、尿がたくさん出て、体内の水分が減少します。

唾液の分泌量も低下し、喉が渇く症状があらわれます。

唾液にはお口の中を潤すだけでなく、お口の中の汚れを洗い流す役割があり、唾液が少なくなることで、お口の中は不衛生な状態となるのです。

歯周病の原因となる細菌が増殖しやすい環境となり、歯周病が発症、そして進行していきます。

唾液の糖分濃度が高くなる

血液中の血糖値が上がるとともに、唾液の糖分濃度も高くなります。

歯周病菌は「糖」を好むため、お口の中が歯周病菌が増殖しやすい環境となるのです。

免疫機能が低下して感染症にかかりやすくなる

高血糖状態が続くと、血液の流れが滞るようになり、組織まで血液が行き渡らずに酸素不足となる傾向にあります。

酸素が不足した状態では、免疫機能が低下し、細菌感染が起こりやすくなります。

歯周病は細菌による感染症です。

そのため、歯周病に感染する可能性が高くなるのです。

組織の修復力が低下する

歯周病を発症すると、歯周組織が炎症によって溶かされていきます。

高血糖状態では、歯周組織の破壊を食い止めようとする働きが低下するため、歯周病の進行のスピードが速くなってしまうのです。

また、糖尿病にかかることで、タンパク質の代謝が変化し、歯周組織そのものの弾力性が失われるといったこともわかっています。

合併症の影響

糖尿病が長期化すると、全身の血管がボロボロになり、さまざまな合併症を引き起こします。

糖尿病の合併症の一つである「骨粗しょう症」になると、骨の量が減少します。

歯を支えている骨が減少することで、歯周病の進行が早まる可能性もあるのです。

糖尿病にかかっている方が歯周病になりやすい理由についてお話ししましたが、糖尿病のリスクを高める生活習慣は、同時に歯周病リスクを高めます。

たとえば、喫煙や糖分の多い食事、心身のストレスなどは、糖尿病だけでなく歯周病の原因にもなります。

歯周病になると血糖のコントロールが難しくなる理由

反対に、歯周病が重症化すると、血糖のコントロールが難しくなり、糖尿病を悪化させてしまう可能性があります。

歯周病は、細菌による感染症で、細菌が出す毒素によって歯周組織が破壊されていく病気です。

歯と歯ぐきの間「歯周ポケット」に、歯周病の直接的な原因である歯垢(プラーク)が溜まったことで、歯ぐきに炎症が起きて、最終的に歯を失うことになるのです。

歯周病が重症化しているお口の中では、常に炎症が続いています。

炎症によって出てくる毒性物質が、歯ぐきの血管に入り込み、血糖値を下げる働きを担う「インスリン」に作用します。

その結果、血糖値のコントロールが難しくなり、糖尿病を悪化させてしまうのです。

糖尿病の方が歯周病を発症しないために心がけたいこと

糖尿病の方は、糖尿病でない方よりも、歯周病リスクが高く、一度発症すると進行のスピードが速いということがわかっています。

歯周病が重症化すると、歯を失う可能性があります。

また、糖尿病以外の病気を引き起こすことにもなりかねません。

歯周病にかからないようにするためには、

が必要です。

歯周病は初期の段階では自覚できる症状がほとんどなく、気付かないうちに進行しているケースも少なくありません。

しばらく歯医者に行っていない方は、お口のチェックを受けましょう。

歯科では、お口のチェックを行うだけでなく、お口のクリーニングや歯磨きのアドバイスを受けることができます。

「毎日歯磨きをしているから歯周病にはならない」とお考えの方もいらっしゃいますが、歯磨きではすべての汚れを落とすことは困難です。

特に、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間は、歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れが溜まりやすい場所です。

歯科のクリーニングでは、歯磨きで落とせなかった汚れを専用の器具を薬剤を使って取り除きます。

また、毎日の歯磨きの精度を高めるために、ブラッシング方法やデンタルケア製品の選び方のアドバイスも行っています。

歯周病の症状がある方は適切な治療で進行を止めましょう

歯周病は、一度進行すると、自然に治ることはなく、少しずつ悪化していきます。

歯周病が重症化すると、お口の中だけでなく全身の健康にも悪い影響をおよぼす恐れがあるため、できるだけ早く治療を始めて、進行を止めることが大切です。

歯周病の進行を止めるためには、直接的な原因となっている歯垢(プラーク)の量を減らす必要があります。

まずは、「歯周基本治療」でプラークを徹底的に除去し、プラークが再付着しにくように、歯の表面を整えます。

歯周基本治療で改善が見られなければ、「歯周外科治療」が必要です。

歯周病を改善することで、血糖値のコントロールの状態がよくなったという例もあります。

まずはお口の中を清潔な状態に整えて、歯周病にならないお口を作りましょう。

加えて、生活習慣を見直すことも大切です。

歯周病の予防・治療は「ケイ歯科クリニック」にご相談ください

糖尿病と歯周病は相互に影響しあう関係性です。

糖尿病が悪化すれば歯周病を発症しやすくなり、歯周病が悪化すれば血糖値のコントロールが難しくなります。

西宮市の「ケイ歯科クリニック」では、歯周病予防に力を入れています。

専門的なクリーニングはもちろんのこと、生活習慣や食生活のアドバイスも行っていますので、どのようなことでもご相談ください。

当院は、阪急今津線「甲東園」駅より徒歩7分のところにあります。

お車でご来院の方は、専用の駐車場をご利用ください。


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