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歯を失ったときに、入れ歯やブリッジで補ったものの、噛みにくさや見た目の問題などから「これならはじめからインプラント治療にしておけばよかった」と後悔している方はいらっしゃいますか?

基本的には、すでに入れ歯をお使いの方や、ブリッジ治療を行った方も、インプラントへ変更することは可能です。

入れ歯やブリッジからインプラントへ変える方法

入れ歯やブリッジからインプラントに変える方法についてお話しします。

入れ歯からインプラントへ変える方法

入れ歯を使っていて、「思うように噛めない」「違和感がある」といったお悩みをお持ちではありませんか?

歯を失った本数が多くなればなるほど違和感の原因となったり、食事をおいしく食べられなかったりすることがあります。

合わない入れ歯をガマンして使っていると、残っている歯に負担がかかり、歯並びやかみ合わせに影響を及ぼす恐れがあります。

入れ歯にお悩みがある場合は、入れ歯を調整するかインプラントなど別の方法を検討しましょう。

部分入れ歯の場合

部分入れ歯をインプラントにするときは、基本的には、失った本数分のインプラントを歯を失った部分に入れます。

3本並んで歯を失っている場合は、端の2本をインプラントにして、真ん中の歯を被せることもあります。

総入れ歯の場合

総入れ歯の方がインプラントにかえるときは、すべての歯をインプラントにすると費用面での負担が大きくなることから、「オールオン4」や「インプラントオーバーデンチャー」といった少ないインプラントの本数で歯全体を支える治療をご提案することがあります。

・オールオン4

名前のとおり、4本のインプラントを埋め込んで、片顎分12歯が連結した被せ物を支える治療です。

しっかりと固定されているので、安定感があります。

・インプラントオーバーデンチャー 

2〜4本のインプラントで、総入れ歯を固定する方法です。

総入れ歯の場合は歯ぐきに吸着させて安定させるので、安定感が少なく、ズレたり外れたりする恐れがあります。

インプラントオーバーデンチャーでは、顎の骨に埋め込んだインプラントと入れ歯の両方についている金具や磁石によって入れ歯が固定されているので、安定性が高く、噛む力も高いのが特徴です。

オールオン4とは違って、入れ歯は取り外しが可能です。

ブリッジからインプラントへ変える方法

ブリッジからインプラントに変更することも可能です。

変更を行う際は、まずはお口の中の状態をしっかりと確認します。

歯ぐきや顎の骨の状態に問題が無ければ、ブリッジを取り外して、歯がない部分にインプラントを埋め込みます。

ブリッジ治療では、歯を失った部分の両隣の歯を削って土台とし、橋をかけるように被せ物をしていますので、ブリッジを取り外すと、両隣の歯が削られた状態で露出することになるのです。

そのため、両隣の歯には、セラミックなどの被せ物で補う治療が必要となります。

入れ歯やブリッジからインプラントに変えるメリット

入れ歯やブリッジからインプラントに変更することで、患者様には次のようなメリットがあります。

見た目が自然になる

保険診療の入れ歯やブリッジでは、使用できる素材に限りがあり、お口を開けたときに目立つ可能性があります。

また、ブリッジの場合は時間の経過とともに、歯ぐきが変色したり歯ぐきが後退したりすることがあります。

インプラントは顎の骨に固定されて自立するので、天然の歯と同じように見た目が再現されます。

残っている歯への負担を軽減できる

部分入れ歯は残っている歯を支えにして、人工歯を支えます。

また、ブリッジでは、歯を削って土台を作ってブリッジを固定します。

どちらも支えとなる歯にとっては、大きな負担となり、歯の寿命を短くする原因となるのです。

歯に負担がかかるということは、歯ぐきにとっても同じで、歯周病を発症するリスクを高めることになります。

インプラントでは、周りの歯を支えにすることはありません。

歯を削ることもないので、残っている歯にかかる負担を減らすことになるのです。

長く使用できる

インプラントはメンテナンス次第で長くお使いいただけます。

インプラント治療後20年経った方を対象にしたアンケートでは、20年経過しても問題なく

使えているという方が約78%でした。

参考:J-STAGE 日本口腔インプラント学会 第31巻 2号「20年以上経過したインプラント患者のアンケート調査

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsoi/31/2/31_170/_pdf

一方、入れ歯やブリッジの寿命は、支えとなる歯の状態に左右されます。

インプラントは耐久性が高く、長期的な視点でみるとコストパフォーマンスがよい治療という考え方もできます。

入れ歯やブリッジからインプラントに変えるデメリット

メリットが多くある一方で、デメリットとされる点もあります。

インプラント治療は保険が適用されない自由診療の治療です。

入れ歯やブリッジは、素材に限りがあるものの保険が適用されます。

インプラント治療が治療費に見合うメリットを得られるかどうかを判断することが大切です。

また、インプラント治療はブリッジや入れ歯治療とくらべて、治療期間が長くなる傾向にあります。

治療期間が長くなる理由は、インプラントが顎の骨にしっかりと結合するまでに時間が必要となるからです。

治療に時間はかかりますが、自然な見た目とかみ合わせが再現されて、長期的に安定してお使いいただくことが可能です。

入れ歯やブリッジからインプラントへ変える際に気を付けたいこと

入れ歯やブリッジへ変える際には、残っている歯や歯ぐき、歯を支えている骨の状態によっては、追加の処置が必要となることもあります。

骨の量を把握する

入れ歯やブリッジでは、歯根がないため噛む刺激が骨に伝わりません。

そのため、長く使っていると骨が痩せてしまう可能性があります。

特に、合わない入れ歯をガマンして使っていると歯ぐきに圧力がかかり、歯ぐきや骨にとって負担となります。

骨が痩せたままではインプラント治療を行えない可能性がありますので、そのような場合には、骨の量を増やす骨造成治療が必要です。

その分の治療費がかかり、治療期間も伸びることになります。

まずは、骨の状態をしっかりと調べて、インプラント治療が行えるかどうかの診断を受けましょう。

定期的なメンテナンスを継続する

また、インプラント治療後は、メンテナンスを継続させることが大切です。

メンテナンスが行われていないと、インプラントの周囲に汚れがたまってインプラント周囲炎を発症する恐れがあります。

入れ歯やブリッジをインプラントに変える際は、治療後のメンテナンスのことも考慮して選択するようにしましょう。

全身の健康状態をチェックする

慢性的な疾患を抱えている場合も、注意が必要です。

特に、糖尿病にかかっている方は、インプラント手術後の傷口の回復が遅くなり、インプラント周囲炎を発症するリスクが高まります。

インプラントへの変更を検討している場合は、担当医師や歯科医師と相談した上で、疾患を適切にコントロールできているかを判断することが大切です。

インプラント治療をご希望の方はケイ歯科クリニックにご相談ください

ブリッジや入れ歯をインプラントに変更することは可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

インプラント治療では、麻酔をかけて外科手術を行います。

手術自体は1時間ほどで終わるのが一般的で、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。

お一人お一人に応じたサポートで、インプラント治療後の痛みや腫れにも対応していますので、わかりにくいことや不安に感じることがあれば、どのようなことでもお聞かせください。

西宮市のケイ歯科クリニックは、阪急電車「今津」駅から近く、中津浜線沿いにあります。

駐車場をご用意していますので、ご利用ください。


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