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マウスピース矯正を検討されている方はいらっしゃいますか?

マウスピース型矯正装置を使った矯正治療は、治療中の見た目を気にされる方や、痛みに弱い方などに人気があります。

ワイヤー矯正とはさまざまな点で異なることから、これまで矯正治療をためらっていた方からも注目されています。

マウスピース型矯正装置は透明なので、至近距離でじーっと見なければ装着していることに気付かれることはほとんどありません。

また弱い力を継続してかけるため、ワイヤーを使った矯正治療よりも痛みが少ないとされています。

また、簡単に取り外しができるので、歯磨きのときは外して治療前と変わらない方法で行っていただくことが可能です。

ほかにも、食事の際にも違いがあります。

ここでは、マウスピース矯正中の食事について詳しくお話しします。

マウスピース矯正中の食事について

マウスピース矯正を検討されている方のなかには、食事に対する疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

食事中に痛みはありますか?

「矯正中は痛くてご飯が食べられない」という話を耳にしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

ワイヤー矯正をしている方の中には、食べものを噛むたびに痛みを感じるという方がいらっしゃいます。

痛みの感じ方には個人差があり、固形物が食べられないという方もいらっしゃいます。

マウスピース矯正の場合は、食事の際はマウスピース型矯正装置を取りはずしていただきます。

そのため、食事中に痛みを感じることはほとんどありません。

ただし、歯が動いている時期に硬いものや噛み応えのあるものを食べたときに、歯の根のあたりがズキズキと痛むことがあります。

矯正治療中は歯に矯正力がかかり歯根膜が伸縮しています。

力がかかっているほうの骨は少しずつ溶かされて、反対側に新しい骨が形成されることで、少しずつ歯が動くのです。

骨が溶けるときに、歯根膜から痛みを感じさせる物質が分泌されます。

そこに噛む力が加わることで、さらに痛みが強くなるのが、ズキズキとした痛みの原因です。

食事制限はありますか?

ワイヤー矯正の場合は、歯の表面に装置が固定されているため、食べたものが装置にはさまることがあります。

・おもち

・キャラメル

・ガム

といった粘着性のあるものは装置にひっかかりやすく、外すのも大変です。

無理に外そうとすると、装置がズレたり破損したりする恐れがありますので、気を付けましょう。

また、食べものが装置に挟まるのが気になって食事に集中できないという方もいらっしゃいます。

ほかには、

・ナッツ

・フランスパン

・お肉のかたまり

など硬い食べものや噛み応えのあるものは、噛んだ際に矯正装置が歪んだり外れたりする可能性があります。

特に、前歯で噛みきるように食べると、矯正装置や歯に負担がかかりますので、小さくカットして食べるようにする必要があります。

 

一方、マウスピース矯正では、食事の際は取り外すため食事制限はありません。

治療前の食事内容を変える必要はなく、お好きなものを食べていただけます。

マウスピース型矯正装置を着けたまま水を飲んでも大丈夫?

マウスピース型矯正装置をを着けたまま、食事をすることはできません。

けれども、一部の飲みものであれば、装着したまま飲んでいただいても大丈夫です。

・水

・白湯

・炭酸水

などの色のついていない常温の飲みものであれば、装着したまま飲んでいただけます。

ただし、

・砂糖が含まれたあまい飲みもの

・色のついた飲みもの

・ホット飲料

はマウスピースを装着したままで飲むのはやめましょう。

砂糖が含まれた甘いものを飲むと、マウスピース型矯正装置と歯の間に虫歯菌の大好物である「糖」が入り込み、虫歯リスクが高まります。

また、色素を多く含む飲料を口にすると、矯正装置が変色する恐れがあります。

特に、コーヒーや赤ワインは着色しやすいため注意が必要です。

熱い飲みものはマウスピース型矯正装置が変形する原因となります。

マウスピース型矯正装置の種類にもよりますが、60℃以上の飲みものは避けてください。

 

マウスピース矯正中の食事で気をつけたいこと

マウスピース矯正の種類にもよりますが、1日20時間以上装着マウスピース型矯正装置を装着する必要があります。

24時間のうち外していい時間が4時間以下ということになりますので、食事の時間以外は常に装着しているとお考えください。

ご自宅にいらっしゃるときは、取り外しもスムーズに行えると思いますが、外でのお食事の際は、取り外しや食後のケアが思うようにできないこともあるでしょう。

そのようなときは、次のことに気を付けてください。

外している時間をできるだけ短くする

外食や飲み会のときは外してお食事をお楽しみいただけますが、できるだけ外してる時間が短い方が治療を順調に進められます。

外している時間があまりに長いと、治療計画通りに動かず、マウスピース型矯正装置を作り直したり、治療期間が延長する恐れがあります。

特に、会食や接待、結婚式の披露宴などは食事時間が長くなりがちですよね。

食事の時間が長いと、装着時間が足りないのではと心配される方もいらっしゃいますが、そこまで頻繁でなければ、治療経過に影響をおよぼすことはありません。

家を出る前からマウスピース型矯正装置を外していると、装着していない時間が長くなってしまうので、食事が始まる直前に外すようにしましょう。

食事が終わったらすみやかにマウスピース矯正型装置を装着していただくことで、装着している時間を長くすることができます。

歯を磨いてから装着する

食後は、必ず歯を磨いて清潔な状態にしてからマウスピース型矯正装置を装着してください。

歯に汚れがついたままの状態でマウスピース型矯正装置を装着すると、歯とマウスピース型矯正装置の間に汚れが長期間挟まることになり、虫歯や着色の原因となります。

外出先では、歯磨きができないこともあるでしょう。

そのようなときは、水でうがいをするかマウスウォッシュで口をゆすいでからマウスピース型矯正装置を装着しましょう。

帰宅したらすぐに歯を磨いて、マウスピース型矯正装置もキレイに洗ってください。

マウスピース専用ケースを持ち歩く

マウスピース型矯正装置を取り外したときは、専用のケースに入れて保管しましょう。

ティッシュにくるんだり、そのままの状態でテーブルの上に置いたりするのはやめてください。

ティッシュにくるんでしまうとゴミと間違えて捨ててしまう恐れがあります。

また、そのままの状態でおいているとホコリや雑菌が付着してしまうこともあります。

落として破損したり、誰かに踏まれたりといった可能性もゼロではありませんので、外したらすぐに専用のケースに入れましょう。

マウスピース型矯正装置を紛失したときは、次のマウスピース型矯正装置ではなく、一つ前のマウスピース型矯正装置を装着してください。

紛失したときのために、新しいマウスピース型矯正装置に変わっても、一つ前のものは捨てずに置いておくことが大切です。

 

マウスピース矯正中の食事については「ケイ歯科クリニック」にご相談ください

マウスピース矯正は手軽に始められる一方で、

・装着時間を守る

・交換時期を守る

など患者さんご自身の管理が必要です。

効果的に治療を進めるためにも、わからないことがあればどのようなことでもご質問ください。

矯正治療中の日常生活に関するご相談にもお応えします。

治療中の方も治療をご検討中の方も、まずは歯並びのチェックにお越しください。

当院は、中津浜線沿いにあり、専用の駐車場も完備していてお車での通院が便利です。

阪急今津線「甲東園」駅より徒歩7分と電車でも通いやすい歯科医院です。


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