西宮市 歯科 歯医者ケイ歯科クリニック｜甲東園駅からすぐの歯科医院
重度の虫歯や歯周病、突然のケガなどで前歯を失う可能性は、誰にでもあります。
歯の中でも前歯は特に目立ちやすいだけに、失ったときのショックは大きいでしょう。
また、前歯は「発音」「咀嚼（そしゃく）」にも非常に重要な役割を担っています。
インプラントなら、天然の歯のような見た目と機能性を取り戻すことができます。
けれども、前歯のインプラント治療は奥歯よりも難易度が高いとされていて、「治療できない」と断られるケースもあるのです。
ここでは、前歯の役割と、前歯のインプラント治療について詳しくお話しします。
目次
一般的に、前歯とは正面から見て左右に6本ずつ、上下合わせて12本のことをいいます。
前歯を失ったときの治療法として、入れ歯、ブリッジ、インプラントといった治療法が考えられます。
前歯には、
・見た目の美しさ
・発音
・食べものを噛む
といった役割があります。
前歯は目に付きやすく、お顔の印象や笑顔の美しさと深く関係するパーツです。
また、前歯には、「食べ物を噛みきる」機能があります。
食べものが口に入ると、まず前歯で適度な大きさに噛み切り、奥まで細かく噛み砕くのが一般的です。
私たちは、無意識のうちに前歯と奥歯でバランスを取っていますので、前歯でしっかり噛めていない状態が続くと、奥歯に負担がかかる可能性があります。
前歯には多くの役割があるからこそ、しっかりと噛めるように前歯を補うことが大切です。
前歯をインプラントにすることで、さまざまなメリットがあります。
インプラントは、顎の骨にインプラント体を埋め込んで、その上部に人工歯を支える治療法です。
入れ歯のようにバネが見えることがなく、自然な見た目に仕上がります。
インプラントはしっかりと自立するため、周りの歯や歯ぐきに負担をかけることなく、天然の歯と同じ程度の噛み心地が再現されます。
ブリッジのように隣の歯を削る必要もありません。
インプラントを通して、噛む刺激が骨に伝わるため、骨が痩せにくくなるといった点もメリットの一つです。
前歯の部分の骨が痩せ細ると、口元にシワができやすくなり、不健康な印象を与える恐れがあります。
入れ歯のようにズレたり外れたりする心配がなく、発音もスムーズに行えて、会話もお楽しみいただけます。
ただし、インプラント治療は外科手術が必要です。
そのため、お口や全身の健康状態によっては、インプラント治療を行えないこともあります。
さらに、前歯の場合、奥歯よりもインプラント治療の難易度が高いとされていて、事前にしっかりと検査を行うことが大切です。
では、なぜ、前歯のインプラント治療は難しいのでしょうか。
考えられる理由についてお話しします。
前歯部分の顎の骨は、奥歯よりも薄いため、インプラントの埋入が難しいとされています。
インプラントを埋入するためには、十分な高さや厚みが必要です。
前歯部分の顎の骨はもともと薄く、痩せ細りやすいとされています。
特に、歯を失ってから時間が経っていると、歯の骨が痩せている可能性があります。
そのため、インプラント治療を行えないと断れるケースがあるのです。
前歯はお口を開けたときに目立ちやすいため、ただ歯を入れるだけではなく自然な美しさが求められます。
インプラントを埋める角度が重要で、角度によっては歯の形や向きによっては、不自然な仕上がりになることがあります。
ただし、歯ぐきが痩せて下がっている場合は、歯ぐきの移植が必要です。
骨の状態もしっかりと把握していなければ、土台がむき出しになったり、歯が長く見えたりする恐れがあります。
特に、前歯部分は骨の量が少なく、痩せやすいという特徴があります。
そのため、歯を失ってから時間が経っていると、骨が痩せ細ってしまっているケースが多く、そのままの状態でインプラントを行うと、違和感のある仕上がりになることがあるのです。
骨が痩せている場合は、骨造成で補ってインプラント治療を行える可能性があります。
ただし、前歯の骨造成は難易度が高いため、中には治療が難しいケースもあります。状態を診て診断されますので、まずは相談しましょう。
前歯のインプラントでは、骨造成や歯ぐきの移植など、付帯手術が必要となるケースが多くあります。
また、インプラントを埋入するのに十分なスペースがなく、インプラント治療の前に矯正治療でスペースを作らなければいけないことも。
そのため、前歯のインプラント治療で、治療に関する費用や期間など、患者さまの負担が大きくなる傾向にあります。
前歯のインプラント治療には、さまざまなリスクを伴います。
そのため、治療経験が豊富で信頼できる歯科医院を選びましょう。
前歯のインプラント治療は、精密な治療計画と的確な治療技術が必要です。
なぜなら、前歯は歯の中でもっとも目立つため、位置や傾きが非常に重要となるからです。
事前の検査でしっかりと顎の骨の状態を見極めて、お一人お一人に合わせた治療計画を作成し、事前のシミュレーション通りの位置や角度に埋め込むことが求められます。
特に、上顎の手術では、口のすぐ上に鼻からの空気の通り道があるため、上顎の骨は薄くなっています。
また、下顎の場合、上顎とくらべて小さいため、わずかなスペースにインプラントを埋めて人工歯を固定させるのは、非常に繊細で技術力のいる治療です。
手術後は、奥歯のインプラントと同じように、インプラント周囲炎やインプラントの脱落などを防ぐために、しっかりとメンテナンスを行う必要があります。
インプラント周囲炎は、インプラントの周囲の歯ぐきに起こる炎症です。
インプラント周囲炎の原因は、食べ残しや汚れに繁殖した汚れや、歯ぎしりなどによる過度な負担と考えられています。
重症化すると、インプラントが脱落する恐れがありますので、お一人お一人に合ったメンテナンスの方法で、インプラントの周辺を健康な状態で維持できるように努めましょう。
前歯のインプラント治療は、非常に難易度が高く、経験豊富な歯科医院で行うのがおすすめです。
当院は、インプラント治療の実績を多く持つ歯科医院です。
歯科用CTを完備し、治療前だけでなくインプラント植立後も歯科用CTで患部の状態を把握し、治療の安全性を高めています。
また、骨造成にも対応しています。
かみ合わせや顎関節、持病などのお体の具合も確認しながら、患者さまのご要望を十分に反映させた治療計画をご提案しますので、どのようなことでもご相談ください。
西宮市の「ケイ歯科クリニック」は、阪急今津線 甲東園駅より徒歩7分、中津浜線沿いで駐車場も完備していますので、電車でもお車でも通院しやすい歯科医院です。
平日夜間は19時半、土曜は16時まで診療していますので、お仕事帰りや休日など、ライフスタイルに合わせて通院時間をお選びください。
※診療時間は2024年3月現在。
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