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歯周病は「年をとったらなる病気」だと思っていませんか?
たしかに、年齢を重ねるとともに歯周病にかかる方の割合は増える傾向にあります。
けれども、若い人でも歯周病になることはあるのです。

歯周病は年齢に関係なく発症します

2022年の歯科疾患実態調査では、15歳以上の約半数が4mm以上の歯周ポケットを有しているという結果がでています。
歯周ポケットの深さは、3mm以下が健康な状態とされていて、4mm以上になると歯周病と診断されます。

つまり、約半数の方が歯周病を患っているのです。
年齢別でみると、45〜54歳で43.7%、55〜64歳で47.5%、65歳以上になると50%を超えることから、年齢とともに、歯周病のリスクは高くなっています。
けれども、若い世代では、15〜24歳では17.8%、25〜34歳では32.7%と、若年層でも歯周病にかかる方が一定数いることがわかります。
2005年の調査では、15〜24歳で4mm以上の歯周ポケットを有する方の割合は7.2%であったことからも、2倍以上に増えているのです。

参考:厚生労働省「令和4年度歯科疾患実態調査」表20

若年層特有の歯周病「侵襲性歯周炎」には気を付けましょう

歯周病はミドル世代以降の病気と思われがちですが、10代、20代でも発症します。
30歳以下の若年層で発症する歯周病を「侵襲性歯周炎」とよびます。

侵襲性歯周炎の症状

「侵襲性歯周炎」の症状は、通常の歯周病と同じです。
まず歯ぐきが腫れて、出血します。
進行すると、歯を支えている骨が破壊され、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

「侵襲性歯周炎」と一般的な歯周病である「慢性歯周病」との大きな違いは、進行のスピードで、慢性歯周病よりも急速に進行するのが特徴です。
「広範型侵襲性歯周炎」といって、上顎から下顎まで全体的に症状があらわれるケースもあれば、前歯と6歳臼歯ともよばれる第一大臼歯付近に症状が限定される「限局型侵襲性歯周炎」など、症状はさまざまです。
若年層で歯周病の症状があらわれている方は、「侵襲性歯周炎」の可能性がありますので、できるだけ早く歯科を受診してください。

侵襲性歯周炎の特徴

「侵襲性歯周炎」には次のような特徴があります。

侵襲性歯周炎の原因

歯周病の原因となる細菌にはさまざまな種類があります。
「侵襲性歯周炎」に関連していると考えられているのが「A.a菌(アグレガチバクター・アクチノミセテムコミタンス菌)」です。
侵襲性歯周炎にかかった患者さまのほとんどから、この菌が検出されています。
A.a菌は、一般的な細菌よりも強い毒を排出するため、プラークの量が少なくても歯ぐきなどに炎症が起こり、あっという間に進行するのです。

さらに、A.a菌はせん毛を持つことから、歯ぐきに付着しやすく、取り除くことは難しいとされています。
また、家族でかかることが多く、遺伝的な要素もあると考えられています。
一般的な歯周病と同様に、プラークコントロールができているかも重要です。
歯磨きや食事など、生活習慣に原因がある場合もありますので、発症する前から早めに予防ケアを行うことが大切です。

侵襲性歯周炎の治療

「侵襲性歯周炎」の治療は、一般的な歯周病の治療と基本的には同じです。
原因となる歯垢(プラーク)や歯石を徹底的に除去して、症状の改善をめざします。
けれども、「侵襲性歯周炎」の場合は、一般的な歯周病と異なり、プラークや歯石の量に関係なく炎症が起こりますので、定期的にクリーニングを受けることが大切です。

また、通常の歯周病治療に加えて、抗菌剤や抗生物質を服用する薬物療法が有効な場合もあります。
重症化している場合は、歯ぐきを切開して歯石の除去を行う外科的処置を行います。

「侵襲性歯周炎」から大切な歯を守るためにできること

「侵襲性歯周炎」は、急速に進行するだけに、早期発見が大切です。
歯周病は早期の段階では自覚できる症状がほとんどなく、発見が遅れがちになり、気付いたときには重症化しているケースが多くみられます。
「侵襲性歯周炎」になり、早期に歯を失うことになれば、健康面だけでなく精神面でも大きな負担となる恐れがありますので、適切なケアで予防することが大切です。

定期検診を習慣にする

気になる症状がなくても「定期検診」にお越しください。
定期検診では、お口の中全体をチェックします。
磨き残しなどがあれば専門の機器と薬剤を使用したクリーニングで汚れを除去します。

また、お一人お一人に合わせたブラッシングやデンタルケア製品の選び方のアドバイスも行っていますので、毎日の歯磨きに取り入れてください。
特に、20代30代は、歯科検診の機会が少ないことからも、歯周病の発見が遅れてしまう可能性が高いといえます。
実際に、「歯科疾患実態調査」によると、「この1年間に歯科検診を受けましたか」という質問に対して「受けた」と答えた方の割合は、全体で58.0%でしたが、その中でも20代30代の平均より低く、受診率は低い傾向にあるといえます。

参考:厚生労働省「令和4年度歯科疾患実態調査」表26

「自分には関係ない」と思わずに、定期的に歯科で検診を受けることが大切です。

セルフケアの精度を高める

先ほどの「歯科疾患実態調査」によると、毎日歯をみがく方の割合は97.4%と非常に高いことがわかります。
また、毎日2回以上歯をみがく方の割合は増加傾向にあり、2022年では79.2%と歯磨きの習慣は定着しています。

参考:厚生労働省「令和4年度歯科疾患実態調査」表23

けれども、ただ磨くのではなく、歯周病の原因となる歯垢(プラーク)をいかに効率的に除去するかが大切です。
特に、歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくく、歯周病リスクの高い部分といえます。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、除去率が高まりますので、積極的に活用しましょう。
歯ブラシだけで落とせる汚れは全体の6割ほどとされていますが、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、除去率が8割ほどまで大幅にアップします。

(参考:神奈川県「今日から始めるすき間ケア」より

生活習慣を見直す

歯周病はお口の中だけの病気ではありません。
重症化すると全身の健康にも悪い影響を与えることがわかっています。

さらに、肥満や糖尿病などが原因で歯周病が悪化することもあるのです。
生活習慣に潜む歯周病の発症や悪化に関係する原因を、減らすように心がけましょう。
具体的には、

といった取り組みが効果的です。

歯周病予防は「ケイ歯科クリニック」にご相談ください

西宮市の「ケイ歯科クリニック」では、10年後もご自身の歯でしっかり噛めるように、できるだけ歯を残す「歯周病治療」をご提案します。
内服による歯周内科治療をはじめ、歯周外科治療にも対応可能です。
年齢やライフスタイルに合わせたケアをご提案しますので、お気軽にご相談ください。

阪急今津線 甲東園駅より徒歩7分、中津浜線沿いで駐車場も完備していますので、電車でもお車でも通院しやすい歯科医院です。
平日夜間は19時半、土曜は16時まで診療しています(2024年2月現在)ので、お仕事帰りや休日など、ライフスタイルに合わせて通院時間をお選びください。


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