個人差はありますが平均すると唾液は一人あたり1日に約1,000~1,500mlの量が舌下腺、顎下線、耳下線の3ヶ所より分泌されています。
唾液の役割はあまり知られていませんが、唾液には下記のような全身の健康に影響する大切な役割があります。

食べ物が入ると、口の中では細菌が砂糖や炭水化物を分解して作り出す酸によって、口の中が酸性に傾きます。酸性の状態が長く続くと、歯の表面からカルシウムやリンが溶け出し虫歯が始まります(脱灰といいます)。ところが唾液にはその酸を中和し正常に戻す作用(唾液の緩衝能)があります。唾液がどんどん分泌されることによって、酸性に傾いた口の中のpHは中和され、元の正常な状態に戻ります。
殺菌・抗菌作用唾液は、口の中を流れ続けて食べ物の残りカスを洗い流し、口の中をいつも清潔に保つはたらきをしています。また、口の中の細菌を除去し、唾液中に含まれている免疫物質によって粘膜などの細菌感染を防いでいます。
唾液の成分による再石灰化 唾液の中には、歯の成分であるカルシウムやリンが含まれています。食後しばらくすると、唾液のもつ酸を中和するはたらきによってお口の中のpHが高まります。そして、唾液中のカルシウムやリンが歯の表面に付着して、溶け出したエナメル質を補ってくれるのです。これを唾液の『再石灰化』作用といいます。




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